「若さ」を失っても、年齢を重ねてきたことで、「洗練」が身に備わっていくのです。

年齢を重ねていき、ある日、鏡を見て、自分の老いを目のあたりにすることがあります。そこで落ち込んでしまう方がほとんどでしょう。多くの場合、「若さ」に価値がある、と思っている方が多いからです。確かに輝くような「若さ」には魅力が大きいものです。しかしご自身を振り返ると、「若さ」があった時期、その魅力に気づいていたでしょうか?

「若さ」は確かにすべての人を美しく見せます。ただし美しさの意味は「若さ」だけに転びやすいのも事実です。よくある話では学生時代には垢抜けなかった少女が同窓会に出席してきたら、他の今まで「美人」とされてきた少女たちよりも、ぐっと美しく変貌していることです。「若さ」を失ってから、得られている「美」とは何かも考えてみましょう。

アメリカのファッションコンサルタントであるティム・ガンさんは非常に手厳しいファッションチェックで有名ですが、ブレていない部分があります。それはコンサルティングする相手の個性を認めたうえで、現在のその方最高に輝くというファッションを提案しているのです。そこで出てくる彼の名セリフが「もっと洗練されなきゃ!洗練!」なのです。

「若さ」のあるうちは似合わないメイクもファッションも、その「若さ」ゆえに許されてしまいます。個性的なポイントや魅力あるポイントを外していても、「若さ」でカバーできるというわけです。その「若さ」が失われたら、残されているのは個性です。その個性を輝かせ、うまく生かせる知性が「洗練」というわけです。「洗練」を得るのは客観性です。

「洗練」されるということは、都会的なファッションにメイクで武装することではありません。身だしなみの徹底と身のこなしが重要です。また豊かな表情もそこに加わってきます。つまり自分に自信と責任を持てば「洗練」されていくのです。アンチエイジングが叫ばれていますが、「若さ」をあえて手放すことで、もっと「洗練」されていくのが女性です。

自分を客観視していくと、チャームポイントとウィークポイントが発見できるでしょう。そこをどうするかで、自分を「洗練」させられるかは決まってきます。そうなってくれば年齢を重ねるのは、自分を美しく見せるレッスンを重ねていくことだという事実に気が付いていくでしょう。同窓会で「美人」になった方は無意識にそれを身につけているのです。

私はこの自分を客観視することの大切さを伝えたいと思い、ライター 求人を経てライターになりました。自分の考えを記事を通じて多くの方に知ってもらい、若さにのみ重きをおく価値観を是正してほしいと感じたからです。私の書いたものをきっかけにして、読み手の方が今まで気づいていなかった思いこみを、ハッと自覚していただければ、とても嬉しく思います。